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台湾でごみの不法投棄対策に「神様」が参戦

台湾西北部の新北市当局は、増え続けるごみの不法投棄対策に人工知能(AI)を活用することにした。香港のBranding in Asia誌が報じた。
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台湾における家庭廃棄物の処理は手間のかかる作業だ。決められた場所に並び、ゴミ収集車が来るのを待たなければならない。収集時間に遅れた場合は、ゴミを家に持ち帰るか、路上にこっそり捨てることになるという。
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市当局は、レオ・バーネット台湾およびデジタス台湾と提携し、決められた場所以外にゴミを捨てようとする人の行動を認識する検知器を開発した。これはAIを基盤としており、GOD-IS-WATCHINGと名付けられた。
監視カメラがゴミを不法投棄しようとする人を検知すると、ごみを捨てようとしている場所に道教における土地の神様「土地公」がホログラムとして現れ、分別がつかない市民に対して自分のごみを合法的に処理するよう優しく、しかし説得力を持ってアドバイスするという。
Branding in Asia誌によると、新北市の路上で行われた実験では非常に良い結果が出た。数か月にわたってGOD-IS-WATCHINGシステムをテストした後、不法投棄は73%減少したという。
スプートニク通信は先に、太平洋ゴミベルトは外洋では生き残ることができない多くの沿岸生物の住処になっていると報じた。
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