米軍の文書はF16戦闘機を運用する北大西洋条約機構(NATO)の同盟国に送付されたもの。この報告書は2月末から3月上旬にかけて用意された。
報告書によると、米アリゾナ州空軍(ANG)第162航空団には2名のウクライナ兵が到着した。それぞれ旧ソ連製のMiG29戦闘機、Su27戦闘機での飛行が許可されているパイロット。これらのパイロットらは「正式な訓練」ではないものの、11時間30分に及ぶシミュレーション飛行に加え、米軍の教官ら4名による評価を受けた。いずれの教官もF16戦闘機で数千時間も飛行した熟練のパイロット。教官によると、ウクライナ兵らは離陸や着陸など、いくつかの「技術的な操作」のシミュレーションを行ったとのこと。
今回の訓練ではF16のコクピット内にある複雑な操作パネルを前にパイロットの不慣れが確認されたという。その後、2週間ほどの訓練でパイロットらはある程度の改善がみられたことから、不慣れこそあるものの、F16の訓練には4か月が現実的な期間とのこと。
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