トルコは対露制裁にまつわる西側の要求を甘受するつもりはない=エルドアン大統領

トルコのエルドアン大統領は19日、トルコは西側のすべての要求、特に対露追加制裁の発動に関する要求を甘受するつもりはないとし、一方で野党大統領候補のクルチダルオール氏はロシアに対する攻撃を開始することで失態を犯したと非難した。
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先に、野党・共和人民党のケマル・クルチダルオール党首がロシアの選挙介入疑惑に関する発言をしたことを受け、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ロシアは他国の内政や選挙プロセスに干渉することはないとコメント。エルドアン氏は、これを受けて、クルチダルオール氏に「恥を知れ」と呼びかけ。共和人民党のオグズ・サリジ副党首は、野党は米国を含むいかなる国家による選挙干渉にも反対していると指摘し、「ロシア干渉疑惑」の出所についてコメントを避けた。
エルドアン氏は、首都イスタンブールで行われたイベントで「野党は、トルコと他国との関係を再構築すると言っている。一方ではロシアを攻撃し、他方では関係を再構築すると言っている。ロシア大統領府の関係者は何と言ったか?『証明してみてください』と言ったのだ。だが、実際彼らには何もない。なぜかって?この道を歩む政治家がこのような失態を犯すことは容認できないからだ」と述べた。
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エルドアン氏は、トルコ当局が米国だけでなく、米国以外にもすべての西側諸国、そしてロシアや中国と意思疎通を図っていることを喚起。エルドアン氏はこのように語った。
「今日まで、トルコ共和国の大統領として、あらゆる人々と交渉を行ってきた。米国は地対空ミサイル『S400』の供与を要求してきたが、我々はノーと言った。パトリオットの供与を拒否され、我々はこのような措置をとった。もしパトリオットを受け取っていれば、このような措置は取らなかっただろう。戦闘機F-16もF-35に関しても、我々は自身の立場を守り、引き下がることはなかった」
エルドアン氏はまた、トルコが西側諸国の要求に屈しないことを約束した。
「トルコの最大の貿易相手国であるロシアに対する制裁について、野党は西側の要求にすべて従うと言った。バイバイ・ケマル、トルコは西側の要求ではなく、我々の望むことを行う。我々の政治においてそのようなことは決して行わない」
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トルコメディアは以前、エルドアン氏が決選投票の選挙中に政敵に対してしばしば用いていた「バイバイ・ケマル」という蔑称をやめると主張していた。しかし、19日に再びそれを口にした形だ。
クルチダルオール氏は、第1回投票後初となる本格的な演説で、国内への不法移民の流入を止めるべく自身に投票するよう呼びかけ、エルドアン氏を「ロシアに従属する似非指導者」と称した。
14日に行われた大統領選挙の第1回投票の最終結果によると、エルドアン大統領は49.52%、クルチダルオール氏は44.88%という得票率だった。決選投票は28日に予定されている。
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