21日に発言したモディ首相は、「なぜ、さまざまな会議で、平和と安定について協議する必要があるのか、またなぜ平和の維持を目的に創設された国連が紛争を防止できないのかを分析する必要がある」と強調した。
モディ首相は、国連改革を断固支持する立場を示し、もし国連と安保理が現代世界の現実を反映せず、「グローバルサウス」の声に耳を傾けないのであれば、それは「口先だけの存在」であると警告した。さらに、国連はなぜテロリズムの規定すらしないのかと疑問を呈し、本質を追及すれば、20世紀に創設された機関は21世紀のシステムに合致しないと付け加えた。
インドは、ブラジル、南アフリカ、ドイツ、日本と並んで、国連安保理の常任理事国入りを目指している。
安保理改革に関してロシアの立場は、安保理の地理範囲を拡大し、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの国々の代表を増やすことにある。ロシア外務省は国連安保理における「先進国の過剰な代表」(ドイツと日本が常任理事国入りを目指していることを指す)は、いかなる「付加価値」ももたらさず、「グローバル・サウス」に関する歴史的不公正を正す見通しを遠ざけるだけだと指摘した。
関連ニュース