ブラック氏は、アルチョモフスクをめぐる攻防戦は激戦だったとし、「ロシアは第二次世界大戦後、ヨーロッパで最大規模の戦闘に勝利した」と指摘。「欧米のメディアは今のところ、ウクライナの敗北を認めようとしていないが、ウクライナのゼレンスキー大統領は大量の人員と兵器の損害を受け、都市を喪失した」と 語った。
さらにブラック氏は、この敗北によって、ウクライナ軍はかなり以前から指摘されているような大規模な攻撃を開始することになるだろうとの見方を示した。「平和への道を模索し、さらなる流血を防ぐことが、より理性的な手段ではあるが、この損失により、ゼレンスキー氏は、ウクライナにはまだ戦闘能力があるということを示すための攻撃の開始するだろう」と指摘した。
民間軍事会社「ワグネル」の創設者であるエフゲニー・プリゴジン氏は、ロシア軍は5月20日正午の時点でアルチョモフスクを完全に管理下に置いたと発表。また国防省は、ロシア軍特別軍事作戦南方面隊の砲撃と空挺部隊の支援を受けた突撃部隊の攻撃によって、解放が完了したとしている。
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