プーチン大統領は、国際貿易では危機が起きているにもかかわらず、ユーラシア経済連合のGDPはわずか1.6%の縮小にとどまったと述べ、諸外国は(ロシアは)経済崩壊を起こすと予測したものの、そうしたことは起きておらず、もはや起きないと断言した。
プーチン大統領はさらに、EUを牽引する経済圏では、専門家らは今年はマイナス成長になると予見していることに言及し、「ロシアは当初は0.7%のプラス成長と言われていたが、現在はすでに1.5%であり、そしておそらく2%に向かうだろう。これはずいぶん多くのことを物語っている」と述べた。
ユーラシア経済フォーラム、総会でのプーチン大統領の主な発言
米国の国際経済における政策は「単に、自分で自分の足を撃つ」行為。
国際舞台では、大多数が、世界の経済関係をより公平なアーキテクチャに構築するというロシアのアプローチに同意している。
ロシアはあらゆる国に対し、常に責任ある、誠実な相互関係を築いており、合意は完全に履行している。
ウクライナは、ロシアを侵略者呼ばわりする一方で、ロシア産ガスのトランジットで「安泰に金稼ぎをしている」。
ロシアは状況にうまく適応しただけでなく、変化する国際金融プロセスのけん引役のひとりになることに成功した。
ロシアは、相互決済に占める非友好的国の通貨の割合を減らす路線をとっており、自国通貨への完全移行を含め、全世界およびユーラシア経済連合のパートナーらとさらに積極的に取り組んでいく。
中国、インド、中南米諸国他、世界の多くの新興国が対外貿易決済を自国通貨へと切り替えている。
国際経済は、分散型の国際金融システムの形成によって必ずや恩恵を受けるだろう。
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