メドベージェフ氏はSNS「テレグラム」のチャンネルにウクライナが国家として消滅する複数のシナリオを列挙した他、欧州と世界で紛争が再開するリスクについても指摘した。その中で次のような見通しを示した。
「特別軍事作戦終了後にウクライナはロシア及び欧州連合加盟国の間で分割されるプロセスで消滅する。ウクライナの亡命政府は欧州のどこかに誕生するであろう」
この場合、衝突は短期的な見通しにおいて再燃不可能な保障により停止するものの、ウクライナの民族主義者の間では領土上の維持を目指す動きは続くという。これらの勢力は西ウクライナを併合した欧州内に拠点を移すとのこと。この場合、衝突再開のリスクはあるものの、世界対戦へと発展するリスクは中規模とのこと。
なお、ウクライナ危機そのものは長期的なプロセスで、今後数十年にわたって続く可能性があると指摘した。現場のようなウクライナ政府が存在する場合、停戦後も紛争が再開する可能性があるため、民族主義的権力が誕生するに至った土台を破壊する必要があると指摘した。
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