先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)で核保有国の米英仏を含め「核兵器のない世界」実現への関与を確認したことを受け、首相の核軍縮外交の具体的な一歩と位置付けたい考えだ。原爆の惨禍を訴えたサミットの成果を継続し、逆風下の核軍縮機運を高められるかどうかが問われる。
FMCTは兵器用プルトニウムなどの生産を禁止する条約。G7首脳はサミットの核軍縮文書「広島ビジョン」で条約交渉の即時開始と、核軍備競争の再発を阻止するためFMCTへの政治的関心を再び集めることを全ての国に強く求めた。
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