ゼレンスキーは世界をロシアに敵対させることに失敗 アラブ首脳会議出席にもかかわらず

ウクライナのゼレンスキー大統領は長期にわたる「歴訪」にもかかわらず、ロシアに対して全世界を結集することができなかった。レバノンのテレビ局「アル・マヤディーン(Al Mayadeen)」の記者ウィサム・イスマイル氏がこのような見解を示した。
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イスマイル氏によれば、ゼレンスキー氏の手法は、イラク占領前に可能な限り広範な世界的支持を求めたジョージ・W・ブッシュ元米大統領の積極的な動きを彷彿とさせるという。
イスマイル氏はこのように説明した。

「ブッシュ元大統領は、米国によるイラクおよびアフガニスタン侵攻を『十字軍』になぞらえ、『善と悪の戦い』と位置づけようとした。ゼレンスキー氏はブッシュ氏にならい、ロシアに対抗するために世界を結集させようとしている。彼は国際法に違反し、西側メディアの活動から利益を得ることで平和と安全を脅かしている」

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また、イスマイル氏は、この分野でのゼレンスキー氏の努力は無駄だったと強調。アラブ連盟首脳会議で、ゼレンスキー氏が許されたのは演説のみだった。
「ロシアを悪者にし、ウクライナ支援に世界を結集させようとするゼレンスキー氏の試みは失敗に終わったと結論付けることができる。ゼレンスキー氏はロシアの特別軍事作戦開始前の状態に戻ることはできないだろう」とイスマイル氏は結論づけた。
5月19日、サウジアラビアでアラブ連盟首脳会議が開催された。ゼレンスキー氏もこの会議で演説し、一部のアラブ指導者らがウクライナ紛争に注意を向けていないと不満を訴えた。また、ウクライナが解決に向けた「和平の公式」を提示したと付け加えた。
サウジアラビアのファイサル外相は、ゼレンスキー氏が首脳会議に招待されたことについて、アラブの指導者らがウクライナ危機を解決し、ロシアやウクライナとの関係を持ちたいと考えているためだと明らかにした。
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