南米の左派指導者ら、NATOとロシアの紛争解決に協力を申し出る

南米諸国の左派指導者らは、同地域がNATO(北大西洋条約機構)とロシアの紛争終結に貢献できると考えているという。スプートニク通信が入手した「南米統合に関するモンテビデオ・セミナー」の共同宣言でこのように述べられている。
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このイベントは、ブラジルのルーラ大統領によって招集される南米諸国の首脳会議(30日実施)を前に開催されたもの。
文書では「NATO・ロシア間の戦争という文脈において、平和的に相違を解決できる大陸として、我々は尊厳と権限を持って戦争終結に貢献し、世界の共存に必要な平和と対話を達成する努力を積極的に支援することができる」と指摘されている。
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ルーラ大統領は、米国と欧州は紛争を促すのではなく、ウクライナの平和を実現するために話し合いを始めるべきだと述べていた。今年2月下旬には、ウクライナ紛争に関与していない国々に対し、平和回復のための交渉を推進する責任を負うとともに、ロシアに紛争終結のための「最低条件」を示すよう呼びかけた。さらに、ウクライナ情勢を議論するためのG20に類似したフォーマットの創設を提案した。
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