トルコでは28日に大統領選挙決定投票が行われ、開票率99.8%の時点で同国の選挙管理委員会は、エルドアン候補が勝利を収めたと発表した。
ベリザーデ氏はこのような見解を示した。
「エルドアン氏が米国との関係のベクトルを変えるとは思わない。周知の通り、来年は米国大統領選挙の年であり、トルコの政治指導部は、来年の政権交代と共和党の勝利の可能性を見込んで、米国との安定した対話を望んでいる」
また同氏は、「現在の民主党政権は、前政権と同様、多くのケースでトルコに対して偏った立場をとり、国内の政治的嗜好を隠さない。トルコ指導部はこうしたアプローチへの内政干渉の試みとみなしており、政権交代により状況が変わることを望んでいる可能性がある」と付け加えた。
先に、エルドアン氏は、トルコは西側のすべての要求、特に対露追加制裁の発動に関する要求を甘受するつもりはないと表明。対露制裁をめぐって西側の要求にすべて従うとした野党に対し、「トルコは西側の要求ではなく、我々の望むことを行う」と述べた。
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