米空軍の元F16パイロットで米保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」の国防政策専門の上級研究員のジョン・ヴェナブル氏がブルームバーグに語ったところによれば、F16の基礎的な問題は長距離先から検出されやすいことにある。つまりF16がロシア軍の陣地を攻撃しようとしても、飛行半ばでロシアの対空防衛に迎撃されてしまう。
ヴェナブル氏は、対空防衛に検出されてしまった場合、パイロットはミサイル誘導装置との間に姿を隠すことのできる丘があることを祈るしかないと指摘し、そのような陰に隠れることのできるものでもなければ、生き残る可能性は低いと語っている。
ヴェナブル氏はまた、丘の後ろから隠れて攻撃しようとしても、ウクライナ空軍の戦術は効果がなく、そうした方法では、何にも命中しないと述べている。
ブルームバーグは、いずれにせよ、F16はウクライナ軍に供与されるであろうものの、搭載されるレーダーもミサイルもロシアの戦闘機、対空防衛に比較した場合、低レベルで短距離型のものになるだろうと書いている。
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