ウクライナのドローンによるロシアへのテロ攻撃

ウクライナがモスクワをドローン攻撃 ロシア軍はドローンを全て撃墜

モスクワでは今朝、無人航空機(ドローン)による攻撃が発生し、複数の建物で軽微な被害が出たことが分かった。モスクワのセルゲイ・ソビャーニン市長が発表した。
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モスクワ市内の救助隊が現場に駆けつけ、事件の状況を調査している。同氏によると、現場で救助隊が負傷者2人に応急手当を行った。
さらにソビャーニン市長は、「安全上の理由から、ドローンが衝突した建物2軒のいくつかの入り口から住民を避難させる措置が取られた」と明らかにした。
ロシア国防省は、ドローンによるモスクワの住宅へのテロ攻撃にウクライナ当局が関与していたと発表した。同省によると、この攻撃にはドローン8機が使用され、そのうち3機は電子戦によって制圧され、さらに5機は近距離対空防御システム「パーンツィリ-S」によって撃墜された。
ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、モスクワへのドローン攻撃は、ウクライナの意思決定機関への攻撃に対するウクライナの応答であるとの考えを示した。同報道官によると、ロシア国防省と防空システムは今朝の出来事に対して適切に機能した。そのため現在、モスクワとモスクワ州の住民への脅威は存在しないという。
5月初め、ロシア大統領府広報室は、ウクライナがドローン2機を使用してクレムリン大統領官邸への攻撃を試みたと発表した。ドローンはロシア軍と特殊部隊によってただちに無力化された。ロシア大統領府のペスコフ報道官は、この事件による負傷者はおらず、プーチン大統領自身は当時、クレムリンにいなかったと明らかにした。
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