「神舟16号」は現地時間9時31分(日本時間10時31分)、中国独自の長征2号Fロケットに搭載され打ち上げられた。中国有人宇宙飛行事業弁公室の発表によると、「神舟16号」はロケットから正常に分離し、クルーの状態も良好だという。
クルーは宇宙飛行士の景海鵬氏、朱楊柱氏と、北京航空航天大学の桂海潮教授の3人。桂教授は中国初の民間飛行士となる。
3人は現在「天宮」で活動する「神舟15号」のクルー3人と交代し、5か月間滞在する予定。
また、「神舟16号」の打ち上げにより、地球の軌道上に同時に滞在する人数は17人となり、記録が更新された。 これまでの記録は2021年9月16日、国際宇宙ステーション(ISS)のクルー7人、「神舟12号」のクルー3人、「クルードラゴン」のクルー4人の計14人だった。