消息筋によると、「サルマ」においては防御力も高められるほか、改良された自動射撃管制および誘導システムも装備される。
有望なMLRS「サルマ」は、トラック「KamAZ」をベースにつくられたMLRS「Kamaの後継プロジェクトとなる。「Kama」は2007年にMLRS「スメルチ」の改良版として発表された。「スメルチ」には12連装ロケット弾発射機が装備されているが、「Kama」には6連装ロケット弾発射機が備えられた。MLRS自走発射機は、道路を走行する際の高い機動性を有している。
誘導ロケット弾は現在、MLRS「タルナード-S」で使用されている。口径は同じ300㎜。このような弾薬は、衛星による補正を装備した慣性航法誘導システムを備えており、さまざまな目標を高い精度で攻撃できる。ロシア国防省によると、誘導弾を搭載した「タルナード-S」は特別軍事作戦で積極的に使用されている。
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