福島第1原発の湾内 基準値180倍の魚を捕獲=東電

東京電力福島第1原子力発電所の港湾内で先月捕獲されたクロソイという魚から、国の基準値の180倍以上の放射性セシウムが検出された。5日、東電の発表として日本の各メディアが伝えている。
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共同通信などによると、基準値を超える放射性セシウムが確認されたのは、5月に捕獲されたクロソイ。食品衛生法の基準値(1キログラムあたり100ベクレル)の180倍にも及ぶ18000ベクレルの放射性セシウムが検出された。
見つかった場所は1~4号機海側の防波堤で囲まれていて、放射性物質の濃度が比較的高い排水が流れ込んでいるところだという。東電は魚が港湾外に出るのを防ぐ網を設置して対策を取っていると説明している。
【解説】懸念と疑問を呼びおこす原発処理水の海洋放出
産経新聞によると昨年1月、福島県沖で水揚げされたクロソイから基準値の14倍の放射性セシウムを検出し、出荷を停止する事態となっていた。
福島第1原発を巡っては先月29日~今月2日、処理水の海洋放出をめぐり、国際原子力機関(IAEA)の調査団が来日。その後、安全性を評価し報告書として公表する。
スプートニク通信はこれまでに、放出を懸念する国内外の声や専門家の意見をまとめた。
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