李氏は「中国と米国の厳しい衝突や対立が、世界にとって耐え難い惨事となることは否定できない」と述べた。
中国は米国との対立よりも対話を求めるとしたが、両国には多くの点で相違があると李氏は指摘。「しかし、このことが、双方が二国間関係を発展させて協力を深めるために、共通の基盤や共通の利益を模索することを妨げるものであってはならない」と話した。
李氏は、世界は中国と米国が共に成長するのに十分なほど大きいとも発言した。
これより前、台湾海峡で中国軍艦と米海軍の駆逐艦が、衝突寸前まで接近していたことが明らかになった。米海軍によると、中国軍艦は米ミサイル駆逐艦「チャン=フー」の150メートル以内で「危険な」操縦を行っていたという。中国軍艦が米駆逐艦の船首の前を通過したことにより、米駆逐艦は進路を変えて減速せざるを得なくなった。
この件に関して、李氏は、外国の軍艦や航空機が中国領土に隣接する地域に入るのは、平和的な航行のためではなく、挑発のためだと述べた。中国は、航行の覇権を行使する口実として利用されない限りは、外国船舶の平和的な航行に反対しないとのこと。
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