シンガポールで開催されたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)に合わせて行われたリチャード・マールズ豪国防相とウクライナのオレクシー・レズニコウ国防相との会談で、ハーケイ供与に関する非公式合意が成立した。同装甲車は、アンソニー・アルバニー首相が、リトアニアで7月開催予定の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に先立って発表する新たな支援策に含まれる可能性がある。
同紙によると、豪軍はハーケイの供与に反対していた。同装甲車にはブレーキに不具合がある他、ウクライナに大量のスペアパーツを供給しなければならないのがその理由。
報道によると、レズニコウ国防相はブレーキの問題を気にしておらず、ハーケイに「惚れ込んでいる」と述べたという。実際、重量が7トンにもなるハーケイは防空システムの装備が可能であり、それは今日のウクライナにとって「最優先事項」だという。
豪紙「オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー」によると、オーストラリア、米国、ウクライナは、退役したオーストラリア空軍の戦闘攻撃機「F/A-18」41機を処分する代わりにウクライナに供与することを協議しているが、その最終決定はまだ下されていない。
関連記事