同紙によると、地下壕は1941年に建設され、日本が無条件降伏するまで使用されていた。地下壕を発見した中国の歴史家は、ここで731部隊の科学者らが人々を実験台とした生物・化学研究を行っていたと主張している。また、対象となったのは中国人、韓国人、ロシア人、米国人などの捕虜だったという。
歴史家らは731部隊の犯罪行為に関連する全資料を回収。最大で子どもを含む男女12000人が、暴虐的な人体実験の犠牲になった可能性があるとしている。
地下壕では手りゅう弾、細菌爆弾、火炎放射器、化学兵器などの実験が行われていた。また、犠牲者らは脱水症状に陥ったり、回転遠心分離機で殺されたりしたほか、病気にかかった動物の血液を注射され、X線にさらされ、麻酔なしでの生体解剖を受け、眼球が破裂するまで低圧室に閉じ込められたりしたという。
これまでにスプートニクは、ウクライナ領にある米国の生物研究所の活動について、ナチス・ドイツや戦前の日本のやり方を復活させたものだとする露議会の報告書について伝えた。
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