西側諸国によるウクライナへの兵器供与

露軍、独製防空システムのレーダー撃破 国防省が映像公開

ロシア軍はドイツがウクライナに供与した対空防衛ミサイルシステム「IRIS-T SLM」の運用に必要な可搬式レーダー設備「TRML-4D」を撃破した。攻撃には神風ドローン「ランセット3」が使用された。露国防省は破壊の様子を収めた映像を公開した。
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最初で唯一?

西側諸国では瞬間的にこの映像が拡散された。米オンライン軍事メディア「The War Zone」はこの映像にあるのが対空防衛システムの鍵となるレーダー「TRML-4D」であることを確認した。ドイツ政府の公式サイトの情報と照らし合わせると、破壊されたのはこれまでにウクライナに引き渡された唯一の「TRML-4D」だった可能性もあるという。
「TRML-4D」が損傷したため、「IRIS-T」も一時的に全て使用停止となった。米国製レーダーなど他の防空システム用のもので代用できるかは不明。また、同メディアはミサイル発射システム本体が損傷した可能性もあると指摘している。
独タブロイド紙「Bild」のユリアン・レプケ論説委員は、ドイツが「IRIS-T」をウクライナに引き渡す前に迷彩を変えなかったことに注目。「ドイツの『IRIS-T』が砂漠用の迷彩になっていることに人々が驚いている間に、それに気づいたロシアはウクライナの森で神風ドローンを使い攻撃したのだ」と述べている。
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