ウクライナ軍司令官、ロシア軍の専門性の高さを認める

ウクライナ軍はロシア軍が高い専門性を有している事実を認めている。英紙「ガーディアン」が、ウクライナ軍第3突撃旅団第1大隊のピョートル・ゴルバテンコ司令官の話として伝えた。
この記事をSputnikで読む
ゴルバテンコ司令官は、ロシア軍が高いレベルの専門職的な構造を持っており、非常によく準備された防御、戦闘継続に十分な大量の軍事装備があると指摘している。

「ロシア人はプロだ。彼らは防衛線を構築し、塹壕を掘る方法を知っている。それを完璧にやってのける」

また、ゴルバテンコ司令官はロシア軍の戦闘システムが非常に複雑であると指摘。ウクライナ軍の攻撃開始を見逃さず、すぐに反撃できるよう、ウクライナ軍の動きを注意深く監視しているという。
ゴルバテンコ司令官は一方、ウクライナ軍は厳しい状況に置かれていると強調する。なぜなら、欧州諸国でウクライナ兵を対象にして行われた訓練は、ロシアを相手にした戦闘の現実にはそぐわず、前線の目と鼻の先でもう一度訓練しなおす必要があるからだ。欧州各国で行われた戦闘訓練は、タリバンのようなテロ組織を念頭においたものとなっており、ロシア軍のような専門性の高い常備軍を想定したものではないという。
NATOがロシアとの戦争に備えた秘密計画を準備 冷戦以降では初
これまでにスプートニクは、米国がウクライナへの軍事支援を続けており、その額は累計で383億ドルに上ったことを伝えた。
関連ニュース
米国はクリミア攻撃に向けた米国製兵器の使用に反対せず=ホワイトハウス
「ロシアの防空システムを打ち破ることはできない」元米空軍パイロットが、ウクライナ上空でのF-16戦闘機の有効性を評価
コメント