「レオパルト2R」は独製主力戦車「レオパルト2A4」を土台に、砲台を取り除き対地雷防御に特化した車両。地雷原などで障害物を除去するために設計されており、車体前方には地雷除去用の器具が装備されている。
「Helsingin Sanomat」などによると、これまでにフィンランドは6両の「レオパルト2R」を供与。ウクライナ軍はそのうち3両を失ったという。
同紙は専門家の分析をもとに、ザポロジエ州の前線で破壊されたとみられる「レオパルト2R」を収めた写真の信憑性を確かめたとしている。
一方、これまでにフィンランド国防省は国営放送「YLE」に対し、「レオパルト2R」の損失について、コメントを拒否している。
フィンランドは2022年2月以降、これまでに16回にわたりウクライナに軍事支援を行っている。その額は累計約11億ユーロ(1650億円)に上る。フィンランドの軍事予算は約50億ユーロ(2022年)のため、自国の軍事費の5分の1以上の規模の支援をウクライナに行っている計算になる。
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