米国、ナゴルノ・カラバフにアゼルバイジャンとの会談迫る 「対テロ掃討作戦」で脅し=外交筋

米国はナゴルノ・カラバフ指導部に対し、近く米国の後見のもと「第三国」でアゼルバイジャンと会談するよう強制しようとしている。米ワシントンの外交筋が、スプートニクに対し語った。
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ナゴルノ・カラバフは国際的にはアゼルバイジャン領とされている地域。だが、アルメニア系住民が多く、事実上の独立状態となっている。アゼルバイジャンとアルメニアはソ連崩壊後、この地域をめぐり、数十年に及ぶ争いを続けている。
外交筋によると、ナゴルノ・カラバフの指導者がもし米国の「平和イニシアティブ」を拒否すれば、アゼルバイジャンがこの地域で「対テロ掃討作戦」を行うと脅しているという。
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米国はこのごろ、アルメニアとアゼルバイジャンの和平調停への関与を強めている。外交筋は米国には地域への進出、影響力の拡大の狙いがあるとみている。
これまでにスプートニクは、米国はアゼルバイジャンとナゴルノ・カラバフの交渉に直接干渉し、紛争調停からロシアを完全に排除しようとしているとする、地域情勢の専門家のアレクサンドル・アナニエフ氏の話を伝えた。
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