同省によると、オランダは米国の後援を受け、デンマークとともにウクライナ人パイロットのためのF-16戦闘機の操縦訓練をできるだけ早急に開始するための作業を行っており、この目的で東欧のいずれかの国にトレーニングセンターが設置される。
オランダとデンマークは現在、トレーニングコースの構築に取り組んでおり、これをベルギー、ルクセンブルク、イギリスおよび軍事部門の代表らが支援している。
さらに、オランダ国防省は、明日6月15日に予定されているウクライナ国防コンタクトグループとの会合で、対空防衛システム購入費として4000万ユーロ(60億5600万円超)の新たな軍事支援パッケージを発表することを明らかにした。さらに各国の国防省は受動監視レーダーVERA-EGを4基、1億5000万ユーロ(約227億円)相当で購入し、後日、ウクライナに提供する。
6月13日、合同遠征軍(CJEF、オランダを含む)の国防相会合で、ウクライナへの防空資産提供のために9200万ユーロ(140億円弱)の拠出が発表された。資金は、2022年に英国が設立の「ウクライナ国際基金」を通じて提供される。防空装備の調達は今後数カ月に行われる。
スプートニクは6月初めに、オランダ政府がウクライナに供与するためにレオパルト1戦車を数十台追加購入する計画だと報じた。
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