機密文書疑惑のトランプ氏の大統領選 過半数の米国民が出馬支持しない

米国民の過半数が、ドナルド・トランプ前米大統領は機密文書の取り扱いをめぐる起訴を背景に選挙戦から降りるべきだと考えている。米ヒル紙が報じた。
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NPR(米国公共ラジオ放送)の行った世論調査では、回答者の56%がトランプ氏は立候補を取り下げるべきだと考えており、取り下げる必要はないとする回答者は半数以下の43%にとどまった。世論調査では、トランプ氏の立候補を支持した回答者は共和党の支持者が圧倒的に多い。共和党では容疑がかけられているにもかかわらず、82%の回答者がトランプ氏の参戦を支持しただけでなく、党員の75%以上がトランプ氏を肯定的に捉えていた。さらに回答者のおよそ60%が党首に指名する用意があり、他の候補者に投票すると答えた割合は32%たらずだった。
これに対し、民主党内の受け止め方は真逆で、82%の党員が、秘密文書疑惑を理由にトランプ氏の選挙活動を止めるべきだと考えていた。また無党派層でも半数以上の58%がトランプ氏は出馬を取り下げるべきという見解を持っている。
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