ロシア宇宙軍のアレクサンダー・ゴロフコ司令官がセルゲイ・ショイグ国防相に報告したところによると、この新しいレーダーステーションは従来の4倍の小型衛星をコントロールすることができる。また、コントロール可能な宇宙物体のサイズは最小10センチにまで縮小された。小型衛星の検出に要する時間も従来の半分になった。しかも、これだけではない。国防相が受けた説明によると、2027年までに、管理することができる地球付近の宇宙域の増加に伴って、打ち上げ後または小型衛星起動後に衛星を検出する時間が4分の1にまで削減され、外国の衛星が向かう先を特定する時間は半減するということだ。
レーダーステーションの任務は、潜在的な敵国の軍事空間システムの偵察、宇宙での、または宇宙からの軍事行動の検出などである。宇宙衛星が常に近代化されているように、宇宙空間を管制、コントロールするシステムの技術的な特性も常に改善が進んでいるのである。
これより前、スプートニクは、日本は米国とともに、他国の管理や情報通信に干渉する能力を含む、宇宙における独自ルールを確立する権利があると考えているとお伝えした。
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