同紙によると、ロシア軍は陣地を整えており、十分な量の砲弾とドローンを蓄積しているという。
「彼ら(ロシア軍)には防衛計画を立て、塹壕を掘るため、数か月の時間があった。今、彼らは自分たちの防衛線をよく知っているのため、最大限の自信を持っている」
ワシントン・ポストの専門家は、昨年のロシアの「軍事的な失敗」が、ロシア軍は弱いという誤ったイメージを生んでいる。攻撃的なオペレーションは(防衛よりも)常に困難であり、前進する軍は防御する軍よりはるかに多くの犠牲を出すと考えている。
欧米を支持する勢力が期待していたウクライナの反転攻勢は、すでに攻勢が2週間も続いているにもかかわらず、ウクライナにほとんど目立った成果をもたらしていない。ウクライナ軍は「地雷の海」そして大砲、ドローンで守られたロシアの防衛線を突破することが困難である。
「これは実に難しい。防衛線を突破するためのウクライナ軍の装備の多くはすでに破壊されており、この地雷を突破するのは本当に大変なことだ。しかも、これは幾重にもある防衛戦の第一線に過ぎない」
また、記事の筆者が指摘するように、ウクライナ軍が直面する問題は地上の脅威だけではない。ウクライナ軍はしっかりとした防御のための空軍を持たず、ロシアのヘリやドローンからの空からの絶え間ない攻撃にさらされている。
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