日本の金先物価格 史上最高値を更新 背景には何が

安全資産として名高い金の価格が19日、またもや過去最高値を更新した。日米の金利格差が投資家マインドに響き、金の先物価格や店頭小売価格を押し上げている。
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日本の各メディアや市場データによると19日、大阪取引所で取引されている来年4月ものの金先物価格は、一時1グラム=8915円に上昇。終値も8891円と2営業日連続の過去最高値更新となった。また、地金大手「田中貴金属工業」は金の店頭販売価格を過去最高の1グラム=9876円に設定。17日に記録した過去最高値を据え置いた。
原因には様々な要因が考えられるが、一般的には円安ドル高が影響していると説明される。金価格は国際的にドル建てであるため、ドル高の時ほど円建てでの価格が上がる傾向にある。
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日本銀行は16日、前日から行われていた金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1パーセント、長期金利を0パーセント程度に操作する大規模金融緩和を維持する方針を決定。これを受け、対ユーロ、対ドルなどで円相場は下落している。
NHKは市場関係者の話として次のように伝えている。

「欧米と日本の金融政策の方向性の違いから、短期的には国内の金価格は最高値更新をうかがう展開が続きそうだ」

スプートニクはこれまでに、金融不安のなかで世界的に金価格が高騰しているメカニズムについて、専門家の話を交えて解説した。
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