同誌は次のように伝えている。
「『グジク(編注:ウクライナ語でボタンの意)』のコールサインを持つ22歳の装填手は、戦争への参加を拒否する兵士がいると伝えている。なかには戦闘に行かないために、戦車が損傷しているようみせかける者までいる」
同誌によると、ウクライナ軍の現状を明かした「レオパルト2」の3人の乗組員は、こうした「ずるい奴ら」を非難しなかったという。兵士たちはただ、ロシアの弾薬が戦車にあたれば生き残る可能性はないと説明した。
また、この乗組員らは同誌に対し、反転攻勢開始から数日間で、ロシア軍が「ほぼ全ての場所に設置していた」地雷を、戦車「レオパルト」3両が踏んだと明かした。ロシアの塹壕を砲撃するよう命じられた「レオパルト2A6」の乗組員らによると、そのうち1両は修復不可能、2両目は移動が不可能になり、3両目は大量の地雷と米製歩兵戦闘車「ブラッドレー」が進路をふさいでいるために回収できなかったという。