カルタポロフ氏によると、戦闘任務を遂行しているワグネルのようなすべての部隊が国防省と契約を結んだが、プリゴジン代表だけが契約に応じなかった。
6月24日にかけての深夜、民間軍事会社「ワグネル」の部隊はロストフ・ナ・ドヌーにあるロシア軍南部軍管区司令部を占拠した。「ワグネル」のこの行動は、ロシア軍がワグネル陣営に対してミサイル攻撃を行ったとするエフゲニー・プリゴジン代表の主張に基づいて開始されたが、ロシア国防省とロシア連邦保安庁は、攻撃の情報は事実無根と否定した。
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領がプーチン大統領との合意を受けて、同24日を徹してプリゴジン氏と交渉した結果、武装反乱は阻止された。最終的に、プリゴジン氏はベラルーシへの出国に同意。反乱に加わらなかった「ワグネル」戦闘員らには露国防省との契約が提示され、その他の戦闘員にも責任追及は行われないことになった。
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