ウクライナでの露特別軍事作戦

今冬、ウクライナは弾薬不足で敗北する 元CIA職員が分析

米中央情報局(CIA)の元アナリストで軍事専門家のラリー・ジョンソン氏は、米国はウクライナが求めるレベルまで砲弾製造のペースを上げることはできないと主張している。米著名コラムニスト、アンドリュー・ナポリターノ氏のポッドキャスト番組「Judging Freedom」に出演したなかで表明した。ジョンソン氏は、ウクライナを待つのは砲弾の不足と膨大な人員、軍事装備の損失による敗北だと指摘する。
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ジョンソン氏はポッドキャストのなかで、米国は製造能力を失っており、ウクライナの戦闘能力を維持するために必要な数の砲弾を生産することは当面できないとして、次のように述べている。

「米ホワイトハウス・国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は、米国が製造を増加させたと表明した。だが、ウクライナが1ヶ月に使うのと同じ数の砲弾を製造できるようになるのは1年後だ」

また、ウクライナの反転攻勢についてジョンソン氏は、「破綻」と位置づけた。「ウクライナにとって壊滅的な」大量の装備が破壊され、人的損失も大きかったからだとしている。さらに、前線では目立った戦果も出せず、ロシアの第一防衛線さえ突破できていないと指摘した。
ジョンソン氏はウクライナの前線では「12月以降が問題になる」と述べている。なぜなら、これほどの損失があればウクライナは軍事作戦を実施する余裕がなくなるからだ。
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砲弾の飢餓

ジョー・バイデン米大統領はこのごろ、西側諸国がウクライナに供与した軍備の備蓄が枯渇しつつある事実について口にしている。米国の武器庫も枯渇してきており、それ故に禁じ手であるクラスター爆弾の供与に踏み切ったのである。一方、これは米国が製造能力を高めるまでの「一時的措置」としている。
一方で、西側諸国での砲弾製造のペースは依然として遅い。北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長も11日の首脳サミットを前に、「製造能力の完全稼働までは時間がかかる」と述べている。ストルテンベルグ事務総長は、ウクライナの要求は「膨大」であり、現在は「消耗戦」になっているとの見解を示した。
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