西側諸国によるウクライナへの兵器供与

米国はウクライナ向けに退役した地対空ミサイル「ホーク」を台湾から購入へ=メディア

米国は6月に退役した中距離地対空ミサイルMIM-23ホークフェーズⅢと数百発のミサイルを台湾から購入し、再整備してウクライナに提供する。台湾の新聞「中国時報」が消息筋を引用して報じた。
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ホークの最大射程は50キロ、ミサイルの迎撃および敵戦闘機の破壊を任務としている。台湾空軍によると、ホークは台湾軍が1965年から2017年までに行った41回の軍事演習で使用され、その命中率は90%超だった。Taiwan newsによると、台湾ではホークに代わって台湾が開発した地対空ミサイル「天弓3型(Sky Bow III)」が導入される。
スペインは昨年11月、ホークの発射機6基をウクライナに供与すると発表した。メディアは4月、ウクライナに到着したホーク1基について、レーダーが装備されていなかったと報じた。
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「ホーク」は米国の最新ミサイル防衛システム「パトリオット」の旧バージョンで、米軍は1960年に「ホーク」の運用を開始、その後、近代化改良が繰り返されたが、米軍では1994年に完全に運用終了となった。欧州、中東、アジア、アフリカの25か国に売却され、欧州連合(EU)、日本、イランでライセンス生産されたが、米軍が戦闘で使用したことは一度もない。一方、中東の多数の武力紛争でイスラエル、イラン、イラク、ヨルダン、トルコ、クウェートによって使用された。
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