露交通省によると、橋の一部で路盤が損傷。一方、橋梁自体は橋脚の上に残っているという。また、露連邦捜査委員会は、テロ攻撃に関与したウクライナ軍や諜報機関の職員の特定を進めている。
これまでにクリミア共和国のセルゲイ・アクショーノフ首長は、クリミア大橋で起きた「非常事態」により橋が通行止めになったと発表していた。
一方、露南部ベルゴロド州のビャチェスラブ・グラトコフ知事は、「非常事態」によって同州ナンバーの自動車に乗っていた家族3人が死傷したと発表。夫婦が死亡し、14歳の娘も中程度のけがを負った。
また、クリミア共和国議会のウラジーミル・コンスタンティノフ議長は、鉄道橋は損傷を受けず運行を再開したと発表。ケルチ駅を出発したシンフェロポリ発モスクワ行の列車が、すでに橋を通過している。
ウクライナメディアによると、ウクライナ国防省情報局のキリル・ブダノフ局長は、「あの構造物(編注:橋)は不要だ」とコメント。一方、同省の報道官は「非常事態」の理由については言及を避けたという。