ガーディアン紙の調べでは、キエフは西側のパートナーらに対し、攻撃作戦の成功には大砲、対空システム、軍部隊の訓練が必要だと訴えてきたが、西側はウクライナに十分な数の大砲は提供したものの、人員養成については決定を引き延ばし、加えて人員養成は個々人を対象とする方がいいとして、部隊の調整には然るべき注意を払わなかった。
欧米は、ウクライナが西側の戦車と無人機を受領した後にウクライナ軍部隊の養成に移行したが、実際にはキエフは2022年9月にはすでにトレーニングを要請してにもかかわらず、訓練開始の決定は2023年1月にようやく採られ、現在はその一部しか実現されていない。
ガーディアン紙は「もう一つの問題は養成がうまく構築されていないこと」と報じている。同紙は、ウクライナ軍部隊はロシアの攻撃を恐れ、欧州の射撃場で訓練をうけているが、欧州は戦場で用いる兵器の使用をウクライナ人には許可していないと指摘している。
「制限規則が枷となってウクライナ軍人は自分らの無人機を制御し、火器管制の独自のソフトが使用できない。なぜならこれはNATOでは認定されていないからだ」ガーディアン紙はこう書いている。
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