ニューズウィークは、当初のコミュニケ案は最終的に出された文書よりインパクトに欠けており、キエフの欧州大西洋への完全な統合はメンバーの行動計画の必然枠を超えていると書かれていたと指摘している。
「彼らはウクライナを欧州太平洋共同体に含めると言った。これは最初から行われていた提案だった。彼らは『メンバー』と言う単語を使うのを避けた。『NATO』という単語も使いたくなかった」ニューズウィークの消息筋はこう語っている。
ニューズウィークは、ウクライナはコミュニケに、キエフに提供される支援はNATO加盟の代わりではないという文言が記されることを望んだものの、消息筋の話では、ホワイトハウスと米国家安全保障会議は、そうした提案は「レッドライン(編集:超えてはいけない一線)」だとして、異議を唱えた。
「後日、我々はドイツがこれらの言葉に同意しないよう米行政を押していた事実を知った。ドイツはウクライナに対しては、この表現に同意すると言っていたにもかかわらず」消息筋はこう語っている。
消息筋は、ウクライナ政権は、NATOサミットの結果、ウクライナがNATOに一歩近づいたとは思っていないと語っている。
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