デジタルルーブル プーチン大統領が導入法に署名 何のために必要か?

ロシアのルーブル
7月24日、プーチン大統領はデジタルルーブル導入法に署名した。デジタルルーブルは現金、キャッシュレスルーブルと並んで、ロシアの第3の通貨形態となる。デジタルルーブルを使ったオペレーションのために特別なプラットフォームが開設され、オペレーターの役割をロシア中央銀行が担う。デジタルルーブル導入法の基本規定は2023年8月1日から発効する。
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どのように機能するか

デジタルルーブルを使うにはロシア中央銀行のプラットフォームでデジタルウォーレットを開設しなければならない。個人、法人が開設できるウォーレットは1つのみ。チャージの上限額は30万ルーブルでデジタルルーブルの出し入れは銀行口座からできる。
デジタルルーブルのプラットフォームのルールはレギュレータの公式サイトに記載される。法によれば、中央銀行はユーザーのデジタルルーブル口座、残高、取引の機密を保証する。
【図説】デジタルルーブルとは何か?

デジタルルーブルは何のために必要か

デジタルルーブルの導入で中央銀行にはオペレーションが全て見えるため、ロシアの地下経済対策は進む。またデジタルルーブルは友好国との貿易の役に立つ。たとえばデジタルルーブルがデジタル元と統合した場合、これらの通貨を用いれば、ほかの銀行を仲介せずに済むため、どんな取引も瞬時に行うことができる。
ロシアの一般市民は銀行預金やデポジットとして使う以外は、デジタルルーブルを普通の通貨と同じように用いることができる。デジタルルーブルを使ったトランザクションはオンラインでもオフラインでも行える。オフラインの場合、ユーザーには、自分のデジタルウォーレットに一定の額をリザーブしておくよう提案される。
ロシア中央銀行がデジタルルーブルをテストするパイロットプロジェクトの開始を初めて宣言したのが2022年1月。デジタルルーブルの大掛かりな導入開始は2025年初頭からとなる見込み。
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