NASAセンターで通信問題が発生 ロシアが救いの手

NASAの国際宇宙ステーション(ISS)プログラムを率いるジョエル・モンタルバーノ氏はブリーフィングで、7月25日にNASAのヒューストン宇宙センターで発生した電力供給のトラブルのためにISSとの通信が途絶えたものの、クルーの安全には支障とならず、電力供給が回復するまでの間、NASAはISS内のロシアのラボを通じて通信を行っていたことを明らかにした。
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「我々は指令が出せない状態に陥った。音声でやりとりもできない。テレメトリーデータもキャッチできなかった。問題が生じたのはステーションではなく、完全に地上サイドだった」モンタルバーノ氏はこう語っている。
モンタルバーノ氏によれば、通信が途絶えた状態は20分近く続いた。原因の解明後、NASAはロシアのシステムを通じて、NASAのクルーと連絡を取り、状況説明を行った。
NASAは、問題はISSやクルーには影響しなかったとしている。
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