FSB広報室は「テロ行為や妨害行為を防止し、航行の安全を確保するための作業を行っていた際に、FSBはかつてウクライナ領土に爆発物を輸送するために使用された可能性のある新たな外国の民間船舶を発見した」と発表した。ロストフ・ナ・ドヌで穀物を積み込むためにトルコから出航した乾貨物船で、爆発物ジニトロトルエンとトリニトロトルエンの痕跡が見つかった。この船は今年6月と7月に2回、ウクライナ南部オデッサ州のレニ港に寄港したことがわかっている。FSBは、乾貨物船BMO RIVERがクリミア大橋の下を通行するのを禁止することを決定した。またBMO RIVERには、ロシアの領海から直ちに退去するよう命じられた。
これより先、FSBは同じくロストフ・ナ・ドヌで穀物を積み込むためにトルコから出航した別の乾貨物船でも爆発物の痕跡を発見していた。捜査情報によると、船は今年5月にウクライナのキリヤ港に寄港、その後7月にトルコで船名を変更し、乗組員も交代した。
スプートニク通信は先に、ロシアが所謂「穀物合意」への参加を停止した理由について報じた。
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