2023年7月、国際原子力機関(IAEA)が福島原発の処理水を海洋放出するという日本の計画を承認すると、中国はこの決定に断固として反対し、処理水が海洋生物と人体に害を与えかねないと主張した。
これを背景に日本からの輸入はほぼ全面的に停止。中国が検疫を強化したため、国境の通過に深刻な遅れが生じはじめ、日本からの海産物の安全性が疑問視されると、和食のカフェは客を失っている。日本のサプライヤーは第3国を経由した供給を検討し始めた。
こうした中で中国のカフェのオーナーらは、輸入食品への規制強化を歓迎し、処理水に関し、中国政府が危惧することはもっともだと考えている。レストランの中には新たな条件に適応して、手に入りやすい代替食品を使った内容へとメニューを変更しているところもある。
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