ウクライナ政府、警官や軍人に生体データ提出を事実上強要=情報筋

ウクライナの軍事指導部は7月20日以降、オデッサ州やキエフ(キーウ)政権の統制下のザポリージャ州で、警察官や領土防衛隊員からの生体認証データの収集を活発化させている。ロシア国防関係者がウクライナ側の情報提供者の話として、スプートニクに対して明かした。
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関係者によると、この措置の根拠は6月に定められた「ヒトゲノム情報の国家登録について」など2つの政令。血液検査を予め行い採取可能な量を把握するほか、生体認証データの登録が求められる。こうした措置は臓器移植の円滑化のために行われているとみられる。
政令上は隊員の「自発的な同意」が必要となっているが、事実上強制となっているという。関係者は次のように語っている。

「これは死亡したときの身元確認で必要だと説明されている。断れば解雇されるか、動員されて前線に送られる」

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は昨年、死亡した軍人の臓器を本人の同意なしに移植を認める法律に署名している。
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