西側諸国によるウクライナへの兵器供与

「独立性はどこにいったのか?」 なぜ韓国、ブルガリアはウクライナ軍向け砲弾供給に同意したのか=政治学者

ロシア人政治学者で現代外交発展基金の副会長を務めるドミトリー・ペルリン氏はラジオ・スプートニクに出演し、米国がウクライナ向けの155ミリ砲弾についてブルガリアと韓国と行っている取引についてコメントした。
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フィナンシャルタイムズ紙の高官の消息筋からの情報によれば、米国はウクライナへのNATOの標準の155ミリ砲弾の供給についてブルガリア、韓国と取引を締結し、現在、日本とも交渉を行っている。
ペルリン氏は、この場合、「取引」とはまさに、米国の命令に他ならないとして、次のような見解を表している。

「この件に関する米国の立場は、ウクライナへの砲弾供給プロセスを速めるためというものだ。つまり、ウクライナはいわゆる『砲弾飢餓』の状態となったことを意味する。なぜ、そうなったのかと言うのは別の話だが、米国がウクライナの需要を満たせなくなったのは間違いない。だから、他の国々と取引を結んでいるわけだ。しかしどういった条件で諸国は米国の意思遂行を迫られているのか、そこが問題だ。米国は常に命令してくる。『おまえと、おまえと、おまえは弾を供給するんだぞ』と。これらの国の独立性はどこにいったのか? これこそ、まさに一極化世界だ。これを陰謀論と呼ぶ人もいるが、実際にはその通りだ。独裁者の米国がいて、誰が何をするのか、誰に弾薬と供給して、どこで戦争をするのかを決めている」

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