西側諸国によるウクライナへの兵器供与

ウクライナ軍 欧米の軍事機器を失いすぎて、旧ソ連製戦車も動員

ウクライナ軍司令部は欧米からの軍事機器をあまりに多く失ったため、旧ソ連製軍機で武装した部隊とも組み合わせて戦場に投入している。フォーブス誌が報じた。ウクライナ軍はロシアの砲撃と地雷原のために退却を余儀なくされている。
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米国人従軍記者のデイヴィッド・エックス氏はフォーブス誌向けの寄稿の中でウクライナ軍は欧米が供与の軍事機器をあまりに多量に失ったために古いソ連製戦車Т-72や歩兵戦闘車も使用せざるを得なくなっていると書いている。ウクライナ軍司令部は米装輪装甲車ファミリーのストライカー、独製歩兵戦闘車マルダー、米戦車チャレンジャー2といった新型戦車も予備にとっている。
エックス氏は、ウクライナ軍は南方面では反攻開始からロシアの激しい砲撃と地雷原に直面し、苦戦を強いられたため、結局は進撃をあきらめ、退却したと指摘している。
ソ連製機器で装備した旅団を前線に送るという決定をエックス氏はリスクが高いと見ている。こうした機器が地雷原に嵌まれば、乗員には生存の見込みはないからだ。
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ロシア軍の防衛線突破には数十年はかかる

アメリカン・コンサヴァティブ誌のブレッドリー・ダヴリン評論員はロシア軍の防衛線をウクライナ軍が突破するには数十年がかかるとの見方を示している。ダヴリン氏は、ウクライナ軍は南方面での最近の攻撃ではほんのわずかな前進しか成功しなかった上に、そこに投じられたのは欧米のインストラクターに養成された兵による強化部隊だったと明かしている。
ダヴリン氏は、米政権はキエフに数千億ドルの軍事支援を投じたものの、ウクライナ軍が過去2カ月間に展開した反攻では未だに目覚しい成功はないと強調している。
スプートニクは欧米で訓練を受けたウクライナ兵らが、反転攻勢の失敗を受けて欧米の戦術を放棄し始めていると報じている。
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