NATOを超える　ロシアの電子戦システムの優越性が証明＝英マスコミ

ロシアの電子戦はウクライナが用いる多連装ロケット砲、衛星測位システムをも含む欧米の兵器を効果的に制しているため、西側の機器は全く歯が立たない状態にある。デイリーエクスプレスは「ジーチェリ」や「ポーレ21」といったロシアの電子戦システムに特に注目している。これらはウクライナ軍が砲兵隊の誘導のために使用しているドローンの機能を簡単に狂わせることができる。

デイリーエクスプレスは、ロシアの電子戦システムはハイマースなど、NATOの最新の機器に対しても、およそ29キロ離れた場所から通信を妨害することができると指摘している。

デイリーエクスプレスは、電子戦の専門家の作業はドローンから対空防衛システム、多連装ロケット砲、大砲にいたるまでのあらゆる兵器から出される電子シグナルを検出することに集約されると書いている。専門家らは敵の兵器を検出した後は、今度は潜在的な標的の正確な座標を確定する。

スプートニクは、ロシアの電子戦システムはウクライナ軍が使う衛星インターネット通信システム「スターリンク」でさえ妨害できるとする専門家の見解を紹介している。

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