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「これはドローンじゃない、誘導爆弾だ」　ロシアの新型無人機「ランセット」でウクライナ軍には問題山積

「これはドローンじゃない、誘導爆弾だ」　ロシアの新型無人機「ランセット」でウクライナ軍には問題山積

Sputnik 日本

有用性の高いロシアの無人機「ランセット」にウクライナ軍は手を焼いている。砲兵隊、戦車隊は陣地をカムフラージュするために大規模な措置を取らざるを得ず、手製の装甲を戦車に板金加工するものまで現れた。米ニューヨークタイムズがウクライナ軍人の証言として報じている。 2023年7月25日, Sputnik 日本

2023-07-25T03:29+0900

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ウクライナ兵らは、「ランセット」は「ドローンというよりもはるかに誘導爆弾に似て」いることから撃墜が難しく、電子戦術も有効ではないと語っている。ウクライナ軍で電子戦を担当するある兵士は、「ランセット」が探知できるのは同機が自国軍のオペレーターに動画を送信する、15秒程度のわずかな時間のみだと補足している。ニューヨークタイムズ紙は、ウクライナ軍の戦車隊、砲兵隊は「陣地をカムフラージュするために大規模な措置」を取らざるを得ず、防御補足のために手製の装甲を戦車に板金加工する者までいると報じている。ロシアの電子戦能力はウクライナを凌駕戦況の監視のためにウクライナ軍が使用しているのはスマートフォンのメッセンジャー、個人ユーズのチャット、中国製の小型ドローンだが、こうした手段を用いる際の問題点は通信衛星「スターリンク」に完全に依拠せざるを得ないこと。「スターリンク」のルーターのWi-Fi 環境なしで重要な情報を送信するには多大な時間が要されてしまう。なぜなら攻撃部隊はネットにつながっている人間を探して、連絡をとるしかないからだ。しかもロシア軍は携帯電話の信号を検出し、GPSや周波を妨害することができる上、「スターリンク」のローターのWi-Fiが検出される場所を大砲の配置点として利用している。ロシア軍はまた、ウクライナ軍が検出しにくいように自国軍の無人機の出力周波数を切り替えることもできる。関連記事

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