ミリタリーウォッチ誌のコラムニストらはロシアのこれらの攻撃用ヘリに並ぶものは世界に存在しないと断言している。特にKa-52はウクライナでの特別軍事作戦では「ヴィーフリー1」のような誘導ミサイルを搭載しているおかげでヘリは安全なゾーンから標的を狙うことができる。コラムニストらは、前線でのロシアのヘリの躍進ぶりはウクライナ軍の対空防衛を保障する武器弾薬が迅速に縮小していることにも関係していると指摘している。
ロシアの攻撃ヘリの新たな派生型Ka-52Mについては、先日、NATOのスタヴロフ・アトラマゾグル将校も、同ヘリは軽量多目的誘導ミサイル「305」(または「イズデリエ305」)を搭載しており、これではウクライナ軍には勝ち目がないと指摘している。
先日の「ロステック」社のセルゲイ・チェメゾフ最高経営責任者とプーチン大統領との会談では、同社は2022年、Ka-52、Mi-28NおよびMi-8の派生形などの軍事ヘリの生産台数を従来の2倍の296台にまで増産したことが明らかになった。
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