モスクワ州のアンドレイ・ボロビヨフ知事によると、爆発を受け工場では従業員らに対し総員退避が発令された。現場周辺には治安当局も到着している。
インターネット上に投稿された写真や映像からは、爆発に伴い空高くあがったキノコ雲の様子が確認できる。
爆発があったザゴルスク光学機器工場では、様々な先端機器の開発と生産を行っていた。公式サイトの製品カタログでは医療用機器、除細動器、双眼鏡などが確認できる。
爆発があった工場敷地内の倉庫は、「ピロロス」という別会社が賃借していた。この会社は4月以降、露法人登記簿に破産企業として登録されていた。倉庫ではパイロテクニクス(工業用火薬類などの火工品の総称)が保管されていたという。
連邦捜査委員会は刑事事件として捜査を開始。安全管理に問題があったとみて調べを進める。