ロシア、AI搭載の一人称視点ドローンを開発

ロシアの攻撃型ドローン「オボド(ヒツジバエ)」は、一人称視点での操作が可能であることで知られている。このごろ開発された改良型には、AI搭載ホーミングシステムが採用されており、従来以上に精密度が向上している。スプートニクは開発者に話を聞いた。
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開発チーム責任者のアンドレイ・イワノフさんは、スプートニクに対し、改良型オボドの特長を次のように説明する。

「オボド用にAIを利用した新たなホーミングシステムを開発しました。システムが標的の分析、照準などを補助し、これにより自動航行モードでの攻撃が可能になっています。さらに、止まっている目標にも動く目標にも対応可能です。精密度は約9割です」

新たなホーミングシステムを搭載したオボドは、実験場での試験をすでに通過している。近く、特殊軍事作戦の前線で実戦使用される。
オボドは一人称視点での操作が可能だ。操縦者はドローンに備え付けられたカメラの映像をモニターか専用ヘルメット、ゴーグルを通して、リアルタイムで確認できる。新たなホーミングシステムは操縦者が標的を定めるのを助けるほか、命令すれば人間による修正なしでも自動的な攻撃実行を可能とする。
旧バージョンのオボドはすでに特殊軍事作戦のアブデエフカ、ザポロジエ方面で使用されている。旧バージョンの価格は1機あたり4万ルーブル(5万7500円)、改良型は6万5000ルーブル(9万3500円)程度になる。
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