現地放送局「スカイニュース・オーストラリア」によると、党大会でマールズ国防相は次のように述べている。
「我々は核兵器の話をしているのではない。豪州はNPTにコミットし、条約で定められた義務を全て果たす。そして、国際原子力機関(IAEA)とも協力する。我が国の沿岸に核兵器を配備することはない」
党大会で登壇したアンソニー・アルバニージー首相もIAEAとの協力を強調。一方で、原子力潜水艦の配備は安全保障上必至だと主張した。
「オーストラリアには潜水艦が必要だ。安全保障を真剣に考えているなら当然のことだ。検討の結果、豪州の将来には原潜が必須だという結論に達した」
原潜配備をめぐっては、多額のコストや主に中国との緊張激化への懸念から、党内や支持者の一部からも反対の声があがっていた。党大会でも激しい論戦が行われたが、全体としては支持を得られた。
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