政府は、廃炉を確実に進め、福島の復興を実現するために処理水放出が欠かせない課題であると国内外に理解を求めている。
処理水は、ALPSで除去できない放射性物質トリチウムの濃度が国の基準値の40分の1未満になるよう海水で希釈。海底トンネルを通じて1キロ沖から放出される。首相は放出の設備や流れに関し担当者から説明を受ける見通しだ。
首相は関係閣僚会議に先立ち、放出に反対姿勢を維持している全国漁業協同組合連合会の会長に直接理解を要請する意向だ。漁業者側の意見も踏まえて具体的な放出日程を検討する。
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