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ロシアの研究チームが世界最強の毒グモから鎮痛薬を開発

ロシア科学アカデミーのシェミャーキン・オフチンニコフ生物有機化学研究所とモスクワ物理工科大学の共同研究チームが、世界で最も危険な毒グモといわれる「クロドクシボグモ」(Phoneutria nigriventer)の毒をベースとした鎮痛薬を開発した。ニュースサイトRidusが報じた。
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研究チームは、クロドクシボグモが分泌する神経毒に治療特性を有するペプチドが含まれていることを発見した。毒に含まれるペプチドの1つが細胞内の特定のイオンの働きを高め、痛みを感じる神経細胞(ニューロン)の活動を弱めるという。
研究チームは得られた微粒子には大きな可能性があると確信しているが、さらなる研究が必要とされる。研究チームはクロドクシボグモの毒の他に、オピオイドとは異なり、消化管出血やアレルギー反応を引き起こさない非中毒性の鎮痛薬を開発するために別の節足動物を使った実験も行っている。
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